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いつもとは違う話題。
杉浦日向子がなくなったんですね。
テレビ出演や、江戸解説家、みたいなところが有名なんだろうと思うけれど、なんといってもぼくは彼女のマンガが好きだった。
あるひとにすすめたら「私はもっと絵がうまい人が好き」といわれて驚愕したことがあるけれど、
彼女の絵がうまくなかったら誰がうまいんだろう?
たしかに抜けているところは抜けていたが、ときどきマンガをすっと超える絵をさらっと描いていた。
・・・マンガは日本画の末裔だという人もいる。江戸末期から明治の浮世絵師、月岡芳年の絵なんて感覚からしても劇画に相当近くておどろく。
だからか、杉浦日向子の「百日紅」の浮世絵師たちと、その絵と、彼らのセンスのもとになった江戸の風景はマンガというフレームにとても自然におさまっている。
北斎とそのまわりのひとびとを描いた「百日紅」はぼくの出会ってきたさまざまなマンガのなかでも最良のもののひとつだ。
たしかにある年代でしか描けないタイプの作品だという気がするし、そもそも彼女はそのあとしばらくして漫画家から「隠居」してしまったのだから、彼女の訃報を聞いてもっと作品を見たかったのに惜しい、とか残念とか、そういう思いはそんなにない。それは当人の人生だ。
ただ「百日紅」、表現の多彩さではそれを上回る「百物語」のようなものを読む体験をあたえてくれたことに感謝の気持ちがある。

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<< 美しくない水辺 ・・・・・・ 神奈川
らち@200507261026@URL[編集]
アベツさんとは時々会っているのに、こうしてブログでアベツさんの別に一面を拝見できるとは、面白いですね。

>・・・マンガは日本画の末裔だという人もいる。江戸末期から明治の浮世絵師、月岡芳年の絵なんて感覚からしても劇画に相当近くておどろく。

この辺のところ、僕も良く思いますね。

今調べたのですが荒俣宏さんと結婚されてたのですね。これもビックリです。

杉浦日向子さんにご冥福を。。。


荒俣宏さん
らち@200507261027@URL[編集]
最後の

荒俣宏さん は、間違いです。
fuukeitentei@200507261115@URL[編集]
「百日紅」
僕も好きな作品でした。
江戸というのは現在の文化のゆりかごでもありますね。
残っている庭などでそれらの豊かさを享受する事が出来る。
cranephile@200507261952@URL[編集]
豊かな時代をなんどか経てこられた文化というのはやっぱり幸福なんだろうな、と思います。
それを経ていない文化を見下すつもりはまったくないですが(豊かさにもいろいろあるし)、なんといっても残してくれるものが多様だな、と思います。
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